キャブレター修理&掃除 [メンテナンス]
前回のラー飯能走行で壊れてしまったキャブレターの修理です。
明日(今日?)中井に行くので急いで修理しないと。
フロートボディー(部品番号:530-60080-10)が割れてしまったので交換となります。
一応、ガスケット(部品番号:530-60092-20)も交換しました。
左が壊れたもの、右が新品
ついでにエアクリーナー、キャブレターを掃除
一通り掃除完了
ここで気付いたのですが、キャブレターをエンジンに固定するボルトが曲がっていました。
ガスケットも破れてます
割れるほどの衝撃でしたので、そこだけでは済んでいませんでした。
掃除しておいて良かった~。
キャリパーのOH 【不具合調査&組み立て編】 [メンテナンス]
「ブレーキが効かないので一気に向きが変えられない」とのクレームをドライバーから言われましたので(汗)、原因追求してみました。
走行時に起こっていた問題は
1. ブレーキペダルが踏んだっきり戻らなくなることがたまにあること。
2. どんなに調整しても(パッドとローターのクリアランスを詰めても)効きが良くならないこと。
3. パッドが新品時に比べ、効きが悪いこと。
の3つ。
まずは単純に汚れでキャリパーの動きが渋かったのですが、そこは掃除することで解消したと思われます。
動きも非常にスムーズに。
中古(OH済み品)で譲って頂いた時の感触に戻りました。
組み立ても少し慎重に行い、シリンダー内に付けるスプリングの上下を変えるとピストンの動きのスムーズさが変わったり、ピストンを入れる時も3つの爪をどの位置に入れるかでピストンの動きが変わります。
これにブレーキワイヤーが付くレバーとピストンとの関係も変えていくと(ピストンを回していくと)、微妙に感触が異なることに気付きましたので、一番スムーズに動く組み合わせで組み込んでみました。
この向き(見た目に違いはありませんw)が良い感じでした
スプリングを組み込んだところ
一応、シリンダーとピストンをグリスアップしておきました。
シリンダーはこの向き(こちらも見た目に違いはありませんw)
でも、とてもそれだけとは思いません。
折角分解しましたので、このキャリパーの仕組みを少し探ってみることに。
クリアランスの調整範囲はネジがフリーの状態から一番詰めた状態までで、約7mmの調整幅であることが分かりました。
変動幅をダイソーのノギスで(爆)
これ以上締め込んだ場合、ブレーキワイヤーを通すレバーの動きが悪くなり、戻らなくなることがありました。
パッドとローターのクリアランスを詰めるために締め込んで行った結果、調整範囲を越えてしまい1の現象が起こっていたようです。
ですので、どんなに調整してもこれ以上ブレーキの効きが良くなることは無かったようで、2の現象ともリンクするような感じです。
ここまで締め込むと動きが渋くなります
ここまでが限界な感じ
さてさて、この状況を踏まえ今使っているパッド(プロジェクトμ製中井オリジナル)との関係を考察しますと、新品パッドの厚さは外側、内側合わせて約7mm。
中井オリジナルのベースとなっているパッド
新品は7mmあります
調整を一番緩めたところでクリアランスが丁度良ければ、パッドが無くなるまで最適なクリアランスが維持できることになります。
しかし、新品時でも最適なクリアランスにしますと、約3mmほど締め込みますので、調整幅7mmのうち残りは4mmとなってしまいます。
ということは、パッド残量が3mmに達した時点でもう調整出来なくなる計算です。
パッドはあるのに効きが悪い、調整しても良くならない、良くなるどころかペダルが戻らなくなるといった不具合が発生する仕組みと考えました。
まさにその3mmですよ(汗)
では、中井で新品を買えば済む話しなのですが、そこは貧乏性爆裂で(笑)何とか残りのパッドが使えないか考えてみました。
着目しましたのは内側パッドの丸く加工されている箇所。
約3mmほど削られていまして、この分クリアランスが開いてしまいます。
そこで1~2mm程度のスペーサーを入れてオフセットしてあげれないかと。
そんな都合の良いステーなどはありませんので、太さ1.6mmのワイヤーを巻いてみることに。
3重ぐらい巻けば面で捉えられるだろうとやってみました。
まずは面出し
1.6mmでは硬くてうまく巻けなかった時のために念の為1.2mmも購入
これで1.6mmローター側にオフセット
装着した感触はまずまず
一応、キャリパーとの引っかかりは1.4mm残っていることになりますので、外れることは無いであろうと思っています。
問題無いかはスタンド上でチェックですね。
ついでに丸型ブレーキのを流用していたスプリングも丁度良い長さのものに交換。
ワイヤーも念の為、高級品なステンレス製に交換。
でも自転車用で300円弱ですが。(爆)
ワイヤーはどこにでもある自転車用(笑)
そんなこんなで組み立て完了です。
どうでもよい箇所ですが、クリアランス調整用ボルトもなんとなくステンレス製に交換しちゃいました。(笑)
新品パッドを用意はしたのですが、来週までに加工が間に合うか不安でしたので、ワイヤーでのオフセットを試みましたがあくまで応急処置ということで。
新品パッドの加工ですが、皆さんどうやっているのでしょう?
グラインダー+ヤスリ+タップでしょうか。
クリアランス調整幅の問題から、中井オリジナルと全く同じ形に加工するのが良いとは思えないため、どんな形にしようか思案中です。
内側は丸く加工せずにボルト2本止めなんてどうかな~とか考えています。
元々開いている穴にタップでネジ切ってM6のボルトで止めるとか。
今日は具材探しに雪の中、ホームセンターを3軒もハシゴしてしまいましたよ。(笑)
キャリパーのOH 【解体洗浄編】 [メンテナンス]
昨日はテレビの出張修理が来たので家を空けられず、今日も予定が入っているので今週もカートはお休み。
ところが、本日の予定が急遽キャンセルとなってしまったため、ドライバーからクレームの出ていたブレーキの効きの悪さ(フィーリングの悪さ)を調べるためにキャリパーをオーバーホールしてみました。
外は雪ですし丁度良いですかね。(笑)
かなり汚れてます。(汗)
まだパッドは残っているのですが...
調整用ボルトはこれ以上締め込められない状態
まずは解体。
パーツを一つづつパーツクリーナーで洗浄してきます。
解体&洗浄中
これ、中古で購入した時から曲がってたんですよね~
シリンダー内部も念入りに掃除
一通り洗浄終了
この後、効きの悪さの原因を探って行く事に。